『銭湯』は、時代や場所によって言い方が違う。 江戸では『湯屋(ゆうや)』、大阪では『お風呂屋』と言い、東北では『ユッコ』。 小樽の高島では越後や津軽からの移住者が多い為、『ユッコ』と呼ばれていた。 また、小樽や松前では何故か『どんぶり屋』と呼び慣わされていた時代があった。 なお、『湯屋』と『風呂屋』は営業形態が異なる。 『湯屋』は湯船に浸かる形式、『風呂屋』は蒸し風呂(サウナ)の意。 広辞苑を開いてみると『銭湯』は「料金を取って入浴させる公衆浴場。ふろや。湯屋。”洗湯”とも書いた」と。 また『湯屋』では「浴場のある建物。湯殿。風呂場。浴室。料金を取って入浴させる浴場。銭湯。風呂屋。公衆浴場。」とある。 |