高校のときの通学路に、 そんなに大きくないけれどお気に入りの藤棚がありました。 人様のお宅なんですが 塀の外まで枝を伸ばしていて 時期なるとそれは綺麗な花をつけるのです。 その下を通ると、ふうわりと、仄かに甘い香りがして しばらくその場に立ち止まったりしてました。
新緑の頃、山に咲く藤。 自然に咲くものだから、整えられたものより 見栄えは少々劣るかもしれません。 でも、若葉の柔らかい緑と淡い藤色。 自然だからこその色合いも良いものです。
日本舞踊です。 終わらなかった曲。 凄く、凄く好きで、踊りたかった。 今でも曲は覚えています。 でも。 きっと、もう踊りません。